エクセルのRIGHT関数は、文字列の末尾から指定した数の文字を抽出するために非常に便利な関数です。この記事では、RIGHT関数の基本から応用まで、具体的な例や実際のコードを交えながらわかりやすく解説します。
RIGHT関数の基本概要
RIGHT関数の基本的な説明と構文
RIGHT関数は、指定した文字列の右端から指定した数の文字を取得する関数です。以下はRIGHT関数の基本的な構文です。
構文:
=RIGHT(文字列, 文字数)
- 文字列:抽出対象の文字列。
- 文字数:右端から抽出する文字数。
基本的な使い方の簡単な復習
例1:セル参照を使ったRIGHT関数
例えば、A1セルに「エクセルRIGHT関数」と入力されている場合、その右端の4文字を抽出するには次のようにします。
=RIGHT(A1, 4)
この式の結果は「関数」となります。
例2:直接文字列を指定したRIGHT関数
例えば、「Excel関数」という文字列から右端の2文字を抽出したい場合、以下のようにします。
=RIGHT("Excel関数", 2)
この式の結果は「関数」となります。
RIGHT関数とFIND関数の組み合わせ
FIND関数を使って特定の文字までの文字列を抽出
FIND関数を組み合わせることで、特定の文字までの文字列を抽出することができます。FIND関数は、指定した文字列内で特定の文字列が最初に現れる位置を返す関数です。
例3:ドメイン名を抽出
例えば、A1セルに「user@example.com」と入力されている場合、ドメイン名を抽出するには次のようにします。
=RIGHT(A1, LEN(A1) - FIND("@", A1))
この式の結果は「example.com」となります。
例4:ファイル拡張子を抽出
例えば、A1セルに「document.pdf」と入力されている場合、ファイル拡張子を抽出するには次のようにします。
=RIGHT(A1, LEN(A1) - FIND(".", A1))
この式の結果は「pdf」となります。
RIGHT関数とLEN関数の組み合わせ
動的に文字数を設定する方法
LEN関数と組み合わせることで、動的に文字数を設定して文字列を抽出することができます。LEN関数は、指定した文字列の長さを返す関数です。
例5:商品コードの末尾を抽出
例えば、A1セルに「PROD12345」と入力されている場合、末尾の5桁を抽出するには次のようにします。
=RIGHT(A1, LEN(A1) - 4)
この式の結果は「12345」となります。
例6:動的に文字数を指定
例えば、B1セルに抽出する文字数を指定し、A1セルの文字列からその数の文字を抽出するには次のようにします。
=RIGHT(A1, B1)
A1セルに「エクセル関数」と入力され、B1セルに「3」と入力されている場合、結果は「関数」となります。
RIGHT関数と他の関数の応用テクニック
IF関数との組み合わせで条件付き抽出
IF関数と組み合わせることで、条件に応じて文字列を抽出することができます。IF関数は、条件がTRUE(真)の場合に特定の値を、FALSE(偽)の場合に別の値を返す関数です。
例7:RIGHT関数とIF関数の組み合わせ
例えば、A1セルに入力された文字列が「商品コード」で始まる場合に、その商品コードを抽出する方法です。
=IF(LEFT(A1, 4)="商品コード", RIGHT(A1, LEN(A1)-4), "コードなし")
この式の結果は、A1セルに「商品コード: A12345」と入力されている場合に「: A12345」と表示されます。
MID関数との組み合わせで中間部分を抽出
MID関数とRIGHT関数を組み合わせることで、文字列の中間部分を抽出することができます。MID関数は、文字列の中間部分を抽出する関数です。
例8:RIGHT関数とMID関数の組み合わせ
例えば、A1セルに「123-456-789」と入力されている場合、最後のブロック(「789」)を抽出するには次のようにします。
=MID(A1, FIND("-", A1, FIND("-", A1)+1)+1, LEN(A1))
この式の結果は「789」となります。
RIGHT関数を使った高度なテクニック
複数条件での文字列抽出
複数の条件を使用して文字列を抽出する場合、RIGHT関数と他の関数を組み合わせることで実現できます。
例9:複数条件での文字列抽出
例えば、A1セルに「商品コード: A12345」と入力されている場合、「商品コード: 」の部分を除去してコード部分だけを抽出し、さらにコードが「A」で始まる場合に特定の処理を行うには次のようにします。
=IF(LEFT(SUBSTITUTE(A1, "商品コード: ", ""), 1)="A", RIGHT(A1, LEN(A1)-12), "条件に合致しない")
この式の結果は、A1セルに「商品コード: A12345」と入力されている場合に「A12345」と表示されます。
ARRAYFORMULAとRIGHT関数の併用
ARRAYFORMULA関数とRIGHT関数を組み合わせることで、配列全体に対してRIGHT関数を適用することができます。
例10:ARRAYFORMULAとRIGHT関数の併用
例えば、A1セルに「商品コード: A12345」「商品コード: B67890」「商品コード: C11223」と入力されている場合、それぞれのコード部分だけを抽出するには次のようにします。
=ARRAYFORMULA(RIGHT(A1:A3, LEN(A1:A3)-12))
この式の結果は、B1セルに「A12345」「B67890」「C11223」と表示されます。
まとめとよくある質問
RIGHT関数の重要ポイントのまとめ
- RIGHT関数は、指定した文字列の右端から特定の文字数を抽出するための関数です。
- FIND関数やLEN関数と組み合わせることで、特定の文字までの文字列を抽出することができます。
- 他の関数(IF、MID)と組み合わせることで、さらに柔軟な文字列操作が可能になります。
- ARRAYFORMULAと組み合わせることで配列全体に適用できます。
よくある質問
Q1: RIGHT関数で数値を扱うことはできますか?
- A: はい、RIGHT関数は文字列を抽出するための関数ですが、セルに数値が入力されている場合でも文字列として扱われます。
Q2: RIGHT関数で抽出した文字列を他のセルにコピーする方法は?
- A: RIGHT関数の結果を別のセルにコピーするには、通常のセルコピーと同じ方法でコピー&ペーストすることができます。
Q3: RIGHT関数で特定の文字列を除去することはできますか?
- A: はい、FIND関数やLEN関数と組み合わせることで、特定の文字列を除去して残りの文字列を抽出することができます。


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