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エクセルでエラーを簡単に特定するISERROR関数の使い方

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定時に帰りたくてウズウズしている皆さんこんにちは!

今回は、エクセルでエラーを簡単に特定するためのISERROR関数について解説します。
業務効率化のためにエクセルを使いこせば周囲の評価も仕事の効率も鰻上り!のはず。

今回も具体的な例を通してわかりやすく説明していきます。


ISERROR関数の基本

ISERROR関数とは?

ISERROR関数は、セルに入力された値や数式がエラーかどうかを判定するための関数です。
エラーであればTRUEを、エラーでなければFALSEを返します。基本的な構文は以下の通りです:

=ISERROR(値)
  • :エラー判定を行いたいセルや数式を指定します。

使用例:基本的なエラーチェック

以下のデータを使用して、ISERROR関数の基本的な使い方を見てみましょう:

行/列ABC
1105=A1/B1
2100=A2/B2
310a=A3/B3

このデータで、C列の数式がエラーかどうかを判定します。

=ISERROR(C1)  // 結果:FALSE
=ISERROR(C2) // 結果:TRUE
=ISERROR(C3) // 結果:TRUE
行/列ABCD
1105=A1/B1=ISERROR(C1)
2100=A2/B2=ISERROR(C2)
310a=A3/B3=ISERROR(C3)

任意のエラーメッセージを表示する方法

ISERROR関数はIF関数と組み合わせることで、任意のエラーメッセージを表示することができます。
これにより、エラーが発生した場合に特定のメッセージを表示して、ユーザーにわかりやすく伝えることができます。

基本構文

=IF(ISERROR(値), "エラーメッセージ", "正常値")
  • :エラー判定を行いたいセルや数式を指定します。
  • エラーメッセージ:エラーが発生した場合に表示するメッセージ。
  • 正常値:エラーが発生しなかった場合に表示する値。

使用例:エラーメッセージの表示

以下のデータを使用して、エラーが発生した場合に特定のメッセージを表示します。

行/列ABC
1105=A1/B1
2100=A2/B2
310a=A3/B3

このデータで、C列の数式がエラーかどうかを判定し、エラーが発生した場合に「エラーです」と表示します。

=IF(ISERROR(C1), "エラーです", C1)  // 結果:2
=IF(ISERROR(C2), "エラーです", C2) // 結果:エラーです
=IF(ISERROR(C3), "エラーです", C3) // 結果:エラーです
行/列ABCD
1105=A1/B1=IF(ISERROR(C1), “エラーです”, C1)
2100=A2/B2=IF(ISERROR(C2), “エラーです”, C2)
310a=A3/B3=IF(ISERROR(C3), “エラーです”, C3)

ISERROR関数と他の関数の組み合わせ

IF関数との組み合わせ

ISERROR関数は、IF関数と組み合わせることで、エラーが発生した場合に特定の処理を行うことができます。
これにより、エラーが発生した際に適切なメッセージを表示したり、代替の計算を行ったりすることが可能です。

基本構文

=IF(ISERROR(値), "エラーメッセージ", "正常値")
  • :エラー判定を行いたいセルや数式を指定します。
  • エラーメッセージ:エラーが発生した場合に表示するメッセージ。
  • 正常値:エラーが発生しなかった場合に表示する値。

使用例:エラー時に特定のメッセージを表示

以下のデータを使用して、エラーが発生した場合に「エラーです」と表示します。

行/列ABC
1105=A1/B1
2100=A2/B2
310a=A3/B3

このデータで、C列の数式がエラーかどうかを判定し、エラーが発生した場合に「エラーです」と表示します。

=IF(ISERROR(C1), "エラーです", C1)  // 結果:2
=IF(ISERROR(C2), "エラーです", C2) // 結果:エラーです
=IF(ISERROR(C3), "エラーです", C3) // 結果:エラーです
行/列ABCD
1105=A1/B1=IF(ISERROR(C1), “エラーです”, C1)
2100=A2/B2=IF(ISERROR(C2), “エラーです”, C2)
310a=A3/B3=IF(ISERROR(C3), “エラーです”, C3)

VLOOKUP関数との組み合わせ

ISERROR関数は、VLOOKUP関数と組み合わせることで、検索結果が見つからなかった場合にエラーを処理することができます。
これにより、VLOOKUP関数の検索結果が見つからなかった場合に、代替の処理を行うことができます。

基本構文

=IF(ISERROR(VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, FALSE)), "エラーです", VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, FALSE))
  • 検索値:検索する値を指定します。
  • 範囲:検索範囲を指定します。
  • 列番号:検索結果を返す列番号を指定します。

使用例:エラー時に空白を表示

以下のデータを使用して、VLOOKUP関数の検索結果が見つからなかった場合に空白を表示します。

行/列AB
11りんご
22バナナ
33オレンジ

このデータで、4を検索した場合にエラーが発生した場合に空白を表示します。

=IF(ISERROR(VLOOKUP(4, A1:B3, 2, FALSE)), "", VLOOKUP(4, A1:B3, 2, FALSE))  // 結果:空白

MATCH関数との組み合わせ

ISERROR関数は、MATCH関数と組み合わせることで、リスト内のデータ一致判定時のエラーを処理することができます。
これにより、リスト内にデータが見つからなかった場合に適切な処理を行うことができます。

基本構文

=IF(ISERROR(MATCH(検索値, 範囲, 0)), "見つかりません", MATCH(検索値, 範囲, 0))
  • 検索値:検索する値を指定します。
  • 範囲:検索範囲を指定します。

使用例:データが見つからなかった場合にメッセージを表示

以下のデータを使用して、4を検索した場合にデータが見つからなかった場合に「見つかりません」と表示します。

行/列A
11
22
33
=IF(ISERROR(MATCH(4, A1:A3, 0)), "見つかりません", MATCH(4, A1:A3, 0))  // 結果:見つかりません
行/列AB
11=IF(ISERROR(MATCH(4, A1, 0)), “見つかりません”, MATCH(4, A1, 0))
22
33

実務での活用例

データ入力時のエラー防止

ISERROR関数を活用することで、データ入力時のエラーを防止し、入力ミスを迅速に検出することができます。
以下の例では、データ入力時にエラーが発生した場合にメッセージを表示し、ユーザーにエラーを知らせます。

使用例:エラー発生時のメッセージ表示

以下のデータを使用して、セルに入力されたデータがエラーかどうかをチェックし、エラーが発生した場合に「入力エラー」と表示します。

行/列AB
110=IF(ISERROR(A1), “入力エラー”, “OK”)
2#DIV/0!=IF(ISERROR(A2), “入力エラー”, “OK”)
3文字列=IF(ISERROR(A3), “入力エラー”, “OK”)
=IF(ISERROR(A1), "入力エラー", "OK")  // 結果:OK
=IF(ISERROR(A2), "入力エラー", "OK") // 結果:入力エラー
=IF(ISERROR(A3), "入力エラー", "OK") // 結果:入力エラー

データのクリーニング

データセット内のエラーを特定し、それらを適切に処理することで、データの品質を向上させることができます。
以下の例では、エラーが含まれているセルを空白に置き換える方法を示します。

使用例:エラーを空白に置き換える

行/列AB
110=IF(ISERROR(A1), “”, A1)
2#DIV/0!=IF(ISERROR(A2), “”, A2)
3文字列=IF(ISERROR(A3), “”, A3)
=IF(ISERROR(A1), "", A1)  // 結果:10
=IF(ISERROR(A2), "", A2) // 結果:空白
=IF(ISERROR(A3), "", A3) // 結果:空白

複雑な計算式でのエラーチェック

ISERROR関数を使用して、複雑な計算式でエラーが発生した場合に適切に対処することができます。
以下の例では、SUM関数とIF関数を組み合わせて、エラーが発生した場合に0を返す方法を示します。

使用例:SUM関数とIF関数の組み合わせ

行/列ABC
1105=A1/B1
2100=A2/B2
310a=A3/B3

このデータで、C列の数式がエラーかどうかを判定し、エラーが発生した場合に0を返します。

=IF(ISERROR(C1), 0, C1)  // 結果:2
=IF(ISERROR(C2), 0, C2) // 結果:0
=IF(ISERROR(C3), 0, C3) // 結果:0
行/列ABCD
1105=A1/B1=IF(ISERROR(C1), 0, C1)
2100=A2/B2=IF(ISERROR(C2), 0, C2)
310a=A3/B3=IF(ISERROR(C3), 0, C3)

よくあるエラーと対策

ISERROR関数を使うことで、エクセルの様々なエラーを簡単に検出し、適切な対策を講じることができます。
ここでは、エクセルで頻繁に発生するエラーとその対策について詳しく説明します。

#DIV/0!エラーの対策

エラーの原因

#DIV/0!エラーは、数式の中でゼロで割り算が行われた場合に発生します。これはエクセルで最もよく見られるエラーの一つです。

対策方法

  1. ゼロ割りを避ける:計算式の中でゼロ割りを回避するように条件を追加します。
  2. 代替値を設定する:ゼロ割りが発生した場合に代替値を設定することでエラーを回避します。
=IF(ISERROR(A1/B1), "エラー: ゼロ割り", A1/B1)

#VALUE!エラーの対策

エラーの原因

#VALUE!エラーは、SUM関数が無効なデータを処理しようとしたときに発生します。
例えば、セルに数値以外のデータや不正な文字列が含まれている場合に起こります。

対策方法

  1. 入力データの確認:対象セルが有効なデータを含んでいるか確認します。
  2. データ型の一致:数値と文字列が適切に処理されているか確認します。
  3. データのクリーニング:データセットから無効な値や不正な文字列を取り除きます。
=IF(ISERROR(SUM(A1:A10)), "エラー: 無効なデータ", SUM(A1:A10))

#N/Aエラーの対策

エラーの原因

#N/Aエラーは、参照するデータが見つからない場合に発生します。
例えば、VLOOKUP関数で検索値が見つからなかった場合に起こります。

対策方法

  1. データの存在確認:参照されたセルに有効なデータが入力されているか確認します。
  2. データの補完:不足しているデータを補完します。
  3. データ範囲の修正:必要に応じて参照範囲を修正します。
=IF(ISERROR(VLOOKUP(A1, B1:B10, 1, FALSE)), "エラー: データが見つかりません", VLOOKUP(A1, B1:B10, 1, FALSE))

#REF!エラーの対策

エラーの原因

#REF!エラーは、参照しているセルが削除された場合に発生します。
このエラーはセルの削除やシートの変更などでよく発生します。

対策方法

  1. セルの参照を確認:参照しているセルが削除されていないか確認します。
  2. 数式の修正:参照先のセルが正しいか確認し、数式を修正します。
=IF(ISERROR(参照), "エラー: 参照エラー", 参照)

#NAME?エラーの対策

エラーの原因

#NAME?エラーは、エクセルが数式の中で指定された名前を認識できない場合に発生します。
これは関数名のスペルミスや名前の定義が間違っている場合によく発生します。

対策方法

  1. 関数名や名前の確認:関数名や定義された名前のスペルが正しいか確認します。
  2. 名前の定義:名前を適切に定義するか、修正します。
=IF(ISERROR(関数名(引数)), "エラー: 関数名エラー", 関数名(引数))

使用例

以下に、上記のエラー対策を実施したISERROR関数の使用例を示します。

データの確認とクリーニング

行/列AB
110=v(ISERROR(A1/B1), “エラー: ゼロ割り”, A1/B1)
20=IF(ISERROR(A2/B2), “エラー: ゼロ割り”, A2/B2)
3a=IF(ISERROR(A3), “エラー: 無効なデータ”, A3)
4#REF!=IF(ISERROR(A4), “エラー: 参照エラー”, A4)
5=SUM(A1)=IF(ISERROR(SUM(A1)), “エラー: 無効なデータ”, SUM(A1))

まとめ

エクセルのISERROR関数を正しく使用することで、データの正確性を確認し、業務効率を大幅に向上させることができます。
ISERROR関数を使用する際に発生しやすいエラーとその対策を理解することで、より正確なデータ集計を行うことが可能です。これで皆さんが一刻も早く帰宅できることを願っています!

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